私たちは、世界を「ありのまま」に見ているのではなく
自分自身のフィルターを通して見ています。
日々の中で強い怒りや不安に襲われたり、人間関係が行き詰まったりするとき
私たちの心の中では「ある混乱」が起きています。
【目次】
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なぜ問題が起きると頭が混乱してしまうのか?
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感情が生まれる「4つのステップ」
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本質を特定できると感情の整理がしやすくなります。

1. なぜ問題が起きると頭が混乱してしまうのか?
人間関係でトラブルやストレスが起きたとき、悩みやショックのきっかけになるのはもちろん「起きた出来事そのもの」です。
しかし、そこから苦しみが深く長引いてしまう本当の理由は、出来事そのものよりも
そこに自分だけの「感情的なドラマ(過去の嫌な記憶、相手への推測、将来への不安)」を
複雑に重ね合わせてしまうことにあります。
例えば、「挨拶を返されなかった」という出来事があったとします。
これだけでも当然ショックや寂しさを感じるものですが、問題はここから頭の中でドラマが膨らんでいくことです。
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「あの人はいつも私を軽視している(過去の記憶)」
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「私のことが嫌いだから無視したに違いない(勝手な推測)」
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「これからも嫌な態度を取られ続けるかもしれない(将来への不安)」
このように、事実に対してさまざまなストーリー(ドラマ)を絡めてしまうことで
問題はどんどん複雑になり、頭の中が混乱してしまいます。
私たちは「客観的な事実そのもの」を見ている状態から
いつの間にか「自分の観念によって歪められた記憶」
つまり、思い込みによって何が本当の問題なのか見えなくなってしまうのです。

2. 感情が生まれる「4つのステップ」
どれほど複雑に絡み合った感情の糸でも、構造をシンプルに分解してみることで
客観的に自分を見つめ直すことができます。
私たちの心の中では、常に次の順序で反応が起きています。
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ステップ1:出来事(客観的な事実) 相手が特定の言葉を発した、あるいは何か行動を起こした(何かをされた)という事実。
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ステップ2:脳の自動反応(主観のジャッジ) あなたの観念が瞬時に作動し、「これは許せない」「間違っている」「自分を粗末に扱われた」と判定(ジャッジ)を下す。
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ステップ3:生じる感情(ネガティブな反応) 脳がジャッジを下した結果として、怒り、悲しみ、焦り、怖れや不安などの不快な感情が湧き出す。
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ステップ4:特定すべき「問題の本質」 ここで押さえるべき最も重要なポイントは、相手の行動そのものではありません。
「相手のどんな性質や姿勢に対して、自分自身が裁き(ジャッジ)を下したのか?」という点です。

3. 本質を特定できると本当の感情がみえてきます。
目の前の問題や感情に振り回されないためには、「相手が何をしたか」だけに意識を向けるのを少し休み
「自分は相手の何に対して判定(ジャッジ)を下したのか?」と問いかけてみることが大切です。
問題を一気に解決しようと気負う必要はありません。
さまざまなドラマを一度脇に置き
自分がどう判断したのかという「問題の正体」を特定するだけでも
心の状態は変わり楽になれます。
「マイナスだ」「嫌だ」と感じていた出来事の中に隠れていた自分の反応パターンや価値観に気づくことができれば
その出来事は単なるトラブルではなく、自分自身を深く知るための「学び」へと変わります。
自分のジャッジのカラクリに気づいたとき、人は過去や感情の囚われから抜け出し
自分が大事にしたかったものが見えてきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。






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